小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形 <昭和 平成 鉄道>

小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形 <昭和 平成 鉄道>
小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形
2001年3月 写真:高橋秀幸

小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形は、小田急向ヶ丘遊園と向ヶ丘遊園正門1.1kmを結ぶロッキード式モノレールで、路線は1966年(昭和41年)4月23日に開業し、定期点検で2000年(平成12年)2月13日運転休止、そのまま2001年(平成13年)2月1日に路線廃止になりました。

定期点検で台車に致命的な亀裂が発見され、修理に莫大な費用がかかることから存続を断念したもので、既存のバス路線が代替となっています。
向ヶ丘遊園の利用者が減少傾向にあり、廃止時の運賃が片道100円、往復160円とバスの半額であったことも赤字の原因だったのかもしれませんが残念ですね。

安全な走行ができないため、おわかれ運転もなくさみしい終焉でしたが、廃止後の2001年3月24日と25日に向ヶ丘遊園正門駅で「500形さよなら見学会」が実施されました。

小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形
2001年3月 写真:高橋秀幸

小田急向ヶ丘遊園モノレール線500形は2両編成で、営業車両としては日本初のロッキード式モノレール車両です。
姫路市交通局モノレール廃止後は日本で唯一のロッキード式モノレールでした。

製造所は川崎航空機工業で、日本ロッキードモノレールが川崎航空機工業岐阜製作所内の試験路線で各種試験を行っていたものを小田急が購入したものです。

1962年(昭和37年)製造、営業路線での使用に際して扉の増設などの小田急仕様への改修を行い、製造銘板では車内「川崎航空機・昭和40年」、車外「昭和40年・日本ロッキードモノレール」と表記されていました。
小田急の公式記録では1966年(昭和41年)付となっています。

車体はアルミ合金で、観光路線向け試験車両だったためデザイン的にも優れていて、小田急ロマンスカーを思わせるオレンジと白の塗装とアルミ無塗装の銀色がよくマッチしていました。
今見ても格好いいですね。

開業以降500形は小田急向ヶ丘遊園モノレール線に在籍する唯一の車両として運用されました。
車内は座席向きを一方向に統一した固定クロスシート仕様で冷房はありませんでした。

向ヶ丘遊園も2002年3月31日に閉園となり、今はモノレールと共に思い出に残るのみです。

2001年3月 写真:高橋秀幸

小田急500形

全長 13,570 mm
全幅 3,050 mm
全高 3,275 mm
自重 16.2t

編成定員120人(座席46人)

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