ヤマハ・YA-1 最初のヤマハ製オートバイ <オートバイ 昭和 レトロ>

ヤマハ・YA-1 最初のヤマハ製オートバイ  <オートバイ 昭和 レトロ>
ヤマハ・YA-1
2005.11.6 東京モーターショー 写真:高橋 秀幸

『ヤマハ・YA-1(ワイエー-ワン)』は、オートバイ部門を分社化(現:ヤマハ発動機)する直前の日本楽器製造株式会社(現:ヤマハ)が、最初に開発・製造・発売したオートバイで、重厚な黒一色のオートバイが多い中、赤茶色のスリムな車体で『赤トンボ』の愛称で呼ばれました。

黎明期の日本のモータースポーツにおいて活躍し、ヤマハ発動機創立から10日目の1955年7月10日の第3回富士登山レースでウルトラライト級優勝、同年11月の第1回浅間火山(全日本オートバイ耐久)レースで125ccクラス上位1位から4位までを独占、走行性能の高さを実証し、『ヤマハ』の名を楽器メーカーだけでなくオートバイメーカーとしても知らしめるきっかけになりました。

『ヤマハ・YA-1』は大卒初任給が平均1万円ほどの時代に13万8千円という価格にも関わらず、3年間で約1万1千台を販売しました。

全長 × 全幅 × 全高: 1,980mm × 660mm × 925mm
車両重量: 94kg
エンジン型式: 空冷, 2ストローク, 単気筒, 123cm3
最高出力: 4.1kW(5.6PS)/ 5,000r/min
最大トルク: 9.4N・m(0.96kgf・m)/ 3,300r/min
販売価格: ¥138,000

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